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「自然治癒力を高める」=「治る」か?

がん患者さんから「がんを治すにはどんな治療をしたらよいですか?」「がんが消えないまでも、共存できないでしょうか?」という質問をよくぶつけられます。
私はこれらの質問を受けると、答に窮してしまいます。
がんを小さくしたい、大きくならないようにしたいのであれば、やはり手術・抗がん剤・放射線がよいのです。どんなにきつい治療で、副作用が強くても、世界の医学者から認められている最新治療が「がんを小さくする」のです。
しかし、患者さんが私に求める答はそうではありません。
「きつい治療はしたくない」「自然療法の中で癌がなくなるものはないのか?」「健康食品で癌が消えた人がいるでしょう?」と続きます。労せずして利は得られず。世の中にがん治療に対する起死回生の一発逆転ホームランは存在はしますが、少数派です。3億円の宝くじを当てる確率とどちらが高いでしょう?

統合医療の目的は「自然治癒力を高める」といいますが、「自然治癒力を高める」=「治る」ではないのでは?と感じます。
自然界を支配する法則があり、人間にもその法則にのっとった定めがあります。
あまりに「治る」ことに執着しすぎると、「その人らしい生き方」ができなくなるように感じるのですが、いかがでしょうか?
どんな状況でも、日々「自然治癒力を高める」何かにトライする。毎日毎日それを続け、見返りを期待せず、気付いた時には長い年月が経っていた、というのが、自然療法の奥義ではないかと思います。

自分が癌になった時、私もきつい治療はしたくないです。だからこそ、養生を日々行い、もし癌にかかったら、その事実から目をそらさずに正面から受容するだけの器をもっていたいと思うのです。
とはいえ、実際に癌になったら、どうなるか分からないのですが・・・。


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コメント

お疲れ様です。雄城台同級の大野喜美宏です。大分での講演会お疲れ様でした。インスリンメーカー ノボで勤務しています。メディポリス医学研究財団 センター4月3日落成式おめでとうございます。(遅くなりました。)
今後とも身体に気をつけて頑張ってください。
私もがんばります。

投稿: 大野 喜美宏 | 2010/04/13 21:02

お疲れ様です.
熊本でお世話になりました。
お蔭様で、元気にやっています。

投稿: 谷さん | 2010/08/25 11:49

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